第2回『睡眠のメカニズム』~睡眠中のホルモン分泌!ホルモン様様!~
2019/10/15
皆さん、こんにちは❗❗心楽スタッフの近藤です
前回の記事は読んでいただけましたでしょうか❓
第2回目の今日は睡眠中、人間のカラダの中で何が行われているのかについてです
昔から『寝る子は育つ』なんて言われたりしますが、なんででしょうか❓
睡眠中、人間のカラダの中では様々なホルモンが分泌されています。
睡眠は単なる休息ではなく、ホルモンの分泌を利用して健康維持・生命維持に努めているのです
そういったカラダの仕組みを『寝る子は育つ』といった言葉で表現しているのですね
では、具体的にどういったホルモンが分泌されているのでしょうか❓
代表的なホルモンを3つ紹介します。
成長ホルモン・メラトニン・コルチゾール
1.成長ホルモン・・・寝る子は育つ
このホルモンは寝付いてから最初の深い眠りの時に活発に分泌されます
つまり、ノンレム睡眠時、最も活発に分泌されます(コチラの記事を参照)。
子供の場合は発育を促し、大人の場合は細胞の修復を促します
カラダの疲れ等を感じる人は、
寝不足気味の人、熟睡出来ていない人、食後すぐ(食後4時間以内)に就寝し、ホルモンの分泌を妨げている人
といえます
⇒睡眠でカラダの不調を改善するには、就寝の4時間前までに食事を済ませましょう
2.メラトニン・・・睡眠促進
このホルモンは体内時計を正常に保ち、自然な眠りを誘う役割を担っています
脳は目に入る光の量が減ると、このメラトニンを多く分泌するようになります。
メラトニンの分泌を受けたカラダは、周囲が暗くなってきたサインと受け取ります。
このメラトニンは、朝太陽の光を浴びて15時間程経過しないと分泌されず、日中はほとんど分泌されません。
したがって、夕方以降分泌量がおおくなります。
分泌されたメラトニンは脈拍、体温、血圧を低下させ、睡眠と覚醒のリズムを調整し、自然な眠りを誘う役割があります。
⇒メラトニンの働きをうまく利用するためには、寝る少し前から部屋を暗くすると眠りに入りやすくなります
3.コルチゾール・・・覚醒準備
このホルモンはストレスに負けない状態を作る役割を担っています
コルチゾールの分泌は睡眠中は抑えられており、明け方になるにつれてその分泌量を増やします。
また、起床後60分までの間にも大量に分泌されます。
コルチゾールは体内のブドウ糖や脂肪などの熱源をエネルギーとして活用しようとします。
明け方にそういった働きを行ってくれるため、睡眠中の何も食べていない状態後の、朝の血糖値低下を防いでくれています
起床後の分泌は日中に降りかかるストレスに対処するためと言われています。
⇒夜はコルチゾールの量を減らし、朝は光を浴びることでコルチゾールの分泌量を増やし、目覚めからのストレスに備えましょう
寝ている間にもカラダは様々なホルモンを分泌しているのですね❗❗
そのおかげでカラダの修復を促したり、自然な眠りに入れたり、朝起きた時のストレスを最小限に防いでくれたり・・・
ホルモン様様ですねm(_ _)m