体脂肪の種類
2019/07/31
体脂肪の種類
内臓脂肪と皮下脂肪の違い
こんにちは!姿勢美人推進:心楽 山内です?
今日は皮下脂肪と内臓脂肪の違いについて書きたいと思います。
皆さんは内臓脂肪と皮下脂肪の違いについてご存知でしょうか?
いずれも体脂肪のことなんですが、糖尿病や高血圧などの生活習慣病を引き起こすリスクが高いのは
ズバリ『内臓脂肪』です!!
人間の身体の2割前後は脂肪でできています。例えば、体重70kgで体脂肪率20%の人なら、体脂肪量は14kgあるという計算になります。その中で大半を占めるのが、皮下にある皮下脂肪です。
一方の内臓脂肪は胃や腸の周りにある大網脂肪や腸間膜脂肪がその代表です。
また女性は皮下脂肪が多く、男性は内臓脂肪がつきやすい事がわかっています。
内臓脂肪は、皮下脂肪に比べて1個の脂肪細胞の大きさが小さく、代謝活性が高いことがわかっています。
胃や腸と直結しているために、門脈を通じて肝臓に糖分や遊離脂肪酸などのエネルギーを送ることができるので、エネルギーの出し入れがしやすいのです。
そのため、内臓脂肪は食べ過ぎによって増えやすくなっています。食事を制限した場合はその逆で、まず内臓脂肪から消費されます。預金に例えると、内臓脂肪=普通預金、皮下脂肪=定期預金ということになります。
内臓脂肪の量は、日本では一般的には腹部CTスキャンを用いて測定されます。
内臓脂肪面積、つまり身体の断面積に占める脂肪の面積が100cm2を超えると内臓脂肪型肥満となります。
これは、体積に換算すると3kg程度の内臓脂肪が蓄積していると考えればわかりやすいかと思われます。
ウエスト周囲径でいうと、男性なら85cm、女性なら90cmが内臓脂肪面積100cm2に相当します。
しかし、ウエスト周囲径だけでは皮下脂肪が多いのか、内臓脂肪が多いのかの区別はつきません。
腹部CTスキャンであれば皮下脂肪と内臓脂肪の区別は可能ですが、その腹部CTスキャンには被爆というリスクがあるため、最近では腹部生体インピーダンス法という方法で測定するそうです。
次に皮下脂肪についてですが、外部からの圧力に対するクッション、また寒さ対策の役割を担っています。
ただし皮下脂肪が異常に増えると見た目だけでなく、膝や腰などに整形外科的疾患(肩痛・腰痛・しびれ・膝痛)のリスクが高くなります。
最近では食事療法や運動療法は辛いからと脂肪吸引術を試みる人がいますが、脂肪吸引術では内臓脂肪の量は変わらないため、糖尿病や脂質異常症などの改善は期待できません。それどころか、脂肪吸引術は皮下脂肪の量を減らしてしまうため、よけいに内臓脂肪が増えてしまう可能性もあります。
如何でしたでしょうか?体脂肪が原因で腰痛などの疾患にも繋がるということは理解して頂けましたでしょうか?
今日は体脂肪について簡単に書かせて頂きました。
当院では姿勢改善指導と日頃の食生活の相談も無料で承っておりますので、お気軽にご相談ください。
人は変わろうと思えば誰でも変われます。その姿勢や体型・痛み、諦めずに当院におまかせください。
患者様の変わろうとする意思を尊重し、私達は全力でサポート致します。