第7回『加齢により変化する睡眠』~高齢者が早寝早起きの理由~
2019/11/06
皆さん、こんにちは❗❗
昼の冷え込みもきつくなり、そろそろコートが必要になる季節ですね
ご自宅で朝晩、暖房入れてらっしゃる方もおられるのではないのでしょうか❓
前回の記事では季節によって睡眠が変化するという事をお伝えしました。
実は、季節だけでなく、年齢によっても変化するんです φ(..)メモメモ
睡眠シリーズ第7回の今日は『加齢によっても変化する睡眠』です。
年齢によって変化する睡眠ですが、1.高齢者は若い頃に比べて早寝早起きになる傾向があり、2.睡眠自体も浅くなります。
1.高齢者は早寝早起き
この現象は体内時計の加齢変化からくるものです。
睡眠以外にも、血圧・体温・ホルモン分泌など、睡眠に影響を与えるリズムが前倒しになってきます。
特に睡眠ホルモンであるメラトニンの夜間の分泌量が中高年になると減少してきます。
それが体内時計の乱れにつながり、睡眠に影響を与えていくのです
2.高齢者の睡眠はそれ自体が浅い
深い睡眠(ノンレム睡眠)が睡眠の前半に多くみられ、それが熟睡につながっているのですが、高齢者になるとそれが減少します。
その分、相対的に浅い眠り(レム睡眠)が睡眠の大半を占めるようになります
このレム睡眠時、脳は活動している状態なので目が覚めやすくなっています。
睡眠中、ちょっとした物音で目が覚めたりすることないですか❓
脳が活動しているレム睡眠が多いと、こういった事で目が覚めてしまいます
睡眠自体が浅くなるその理由、実はよく分かっていません (´゚д゚`)
色々な説がありますが、深い睡眠(ノンレム睡眠)は起きている時間の長さ、日中の活動量に影響を受けることが知られています
ですので、寝すぎだったり、日中の活動が不足(運動不足)が続くと深い睡眠(ノンレム睡眠)が得られません
次回は、そのような状態になっても良い睡眠を得るにはどうしたらいいか、お伝えしますね