第3回『睡眠のメカニズム』~体温と眠りの関係~
2019/10/18
皆さん、こんにちは❗❗心楽スタッフの近藤です
睡眠シリーズ第3回目の今日は『体温と眠り』についてです。
睡眠を行うにあたって、人間の体温というものがとても重要になってきます
日中は高く保たれている体温ですが、
人間の体は夜になると、体に溜まった熱(深部体温)を放出し、その体温を下げようとします
体温が下がることで人間の体は休息状態となります。
つまり、深部体温の低下が眠りのスイッチとなるわけですね。
では、どこから深部体温を放出しているのでしょうか❓
特に重要な働きをしてくれているのが手足です。
手足の甲の体に対する温度が相対的に上昇するにつれて、深部体温は低くなることがわかっています
手足の甲の熱が上昇することで、そこから熱を放出します。
そうすることで体の内部の温度が下がっていくのです
赤ちゃんが眠たくなった時、手が暖かくなりますよね。そこから熱を放出しているのです。
冷え性の人は手足から熱が放出されにくいため(深部体温が下がりにくい)、不眠になりやすいです。
きちんとした睡眠が取れないと自律神経の働きが乱れ、さらに血行が悪くなります。
するとさらに体が冷え、深部体温が下がりにくくなってしまいます
何気なく眠くなって寝ていると思いがちですが、私達の体が体温調整をしてくれているため、自然な眠りに入ることができるんですね?
ただ、血行の悪い冷え性の方はそれがなかなかできないため、次回は血行をよくする方法をお伝えします