背骨の役割
2019/07/11
背骨の構造
生理的弯曲
皆さん、こんにちは!心楽スタッフの近藤です
イラストは背骨ですが、見ていただいたらお分かりの様に、背骨は1本の骨からできているわけではありません。
「椎骨」と呼ばれるブロックの形をした骨が集まってできています
背骨を上からなぞるように触ってみてください。ブロックの集まりであると分かるはずです。
この「椎骨」は「頸椎」「胸椎」「腰椎」「仙骨」からなっています。
また、この「椎骨」のブロックの数は決まっており、「頸椎」は7個、「胸椎」は12個、「腰椎」は5個です。
これは人間以外の哺乳類でも同じなんです。キリンの様に長い首を持つ動物でも骨の大きさや長さが異なるだけであって、数自体は同じなんです
ただ、腰椎は人によって数が違うことがあり、5個の人が80%、6個の人が15%、4個の人が5%位と言われています
そんな背骨ですが、横から見るとS字を描くように緩やかにカーブしているのがわかると思います。
このカーブを「生理的弯曲」と言います。
頸椎と腰椎は前に曲がり(前弯)、胸椎は後ろに曲がって(後弯)います。
赤ちゃんがママのお腹の中にいるとき、背骨はみんな後弯しています。
産まれて首がすわるようになると頸椎が前弯し、ハイハイをはじめることで胸椎が後弯し、立って歩くようになると腰椎が前弯するようになるのです
この生理的弯曲のおかげで上半身の重さを前後に分散させ、骨盤にかかる負担を軽くしています。
しかし、日々の姿勢や習慣などでこの生理的弯曲が崩れてしまうと、分散されていた重さが骨盤にダイレクトでのしかかることになり、骨盤の歪みを引き起こし、痛くなるのです。
生理的弯曲の崩れ=骨格のズレ=痛みの発生
です。しっかり矯正して治しましょう。